定食屋の開業資金はどれくらい?よくある失敗や必要な資格、具体的な開業手順などを解説

定食屋を開業する際は、1,000万円程度の資金が必要といわれています。物件取得費用や運転資金などが必要となり、金銭的負担の大きさから廃業する定食屋も少なくありません。

今回の記事では、定食屋開業時に準備すべき資金の内訳や手順、経営の失敗を避けるポイントなどを解説します。お店のコンセプト決めや資金調達などを適切に実行して、長期間経営できる準備を整えましょう。

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定食屋を開業した際の仕事内容

定食屋を開業した場合、料理作りに関わる工程(仕込み・調理・配膳など)はもちろん、以下のように幅広い業務を担当する必要があります。

  • 食材の仕入れ
  • 経理(売り上げ管理、帳簿付けなど)
  • メニュー開発
  • お店の広報(HP作成、SNS更新、チラシの作成など)
  • 従業員の採用および教育
  • 従業員の給与管理
  • 材料の在庫管理

定食屋に「雇用される側」であれば、料理のみに集中しやすいでしょう。しかし「自分で開業する」という場合は、店舗運営や人材教育などを含め、すべてを自分の裁量で行う必要がります。従業員を雇うまでは自分で雑務もこなすため、負担が大きくなることは抑えておきましょう。

定食屋を開業した際の平均年収は300万円程度

飲食店オーナー全体で見ると、平均年収は「500〜600万円程度」と言われています。飲食業界全体の年収は、令和3年の調査で「257.6万円」という結果になりました。お店を開業すると業務内容が多岐にわたる分、年収もアップしやすいと考えられます。

     定食屋に絞った場合、単価があまり高くないお店もあるため、オーナーレベルでも「300万円程度」となることがあります。しかし、多店舗経営や従業員の雇用などによって事業を拡大すれば、1,000万円台も狙えます。会社員とは異なり、自分の努力次第で年収を大きく伸ばせるというのは、定食屋を開業する魅力でしょう。

参照:厚労省「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」の10ページ目

定食屋の開業資金の目安は300万〜1,000万円前後!

定食屋の開業資金の目安は「300万〜1,000万円程度」と言われています。物件の家賃や材料費、人件費の有無、内装の工事の必要性など、状況によっては1,000万円程度まで膨らむこともあるでしょう。自身がどのような定食屋を開業したいかに応じて必要な資金も変わるため、事前に項目を洗い出しておくことが必須です。

具体的な開業資金の内訳は以下の通りです。

  • 物件取得費用
  • 内装や外装の費用
  • 厨房設備費用
  • 食器や調理器具、椅子、テーブルなどの備品類

物件取得費用

新たに物件を借りて開業する場合は、物件取得費用が発生します。物件取得費用としては、家賃の半年〜1年分程度を保証金として支払うことが多いです。家賃額にもよりますが、一般的な店舗用テナントは高額なため、全部で100〜300万円程度はかかると見ておきましょう。

内装や外装の費用

定食屋のコンセプトに合わせて、内装や外装も工事しましょう。0から自分好みに改装する場合は大きな費用が発生します。体現したい店内の雰囲気にこだわりがあれば、しっかり資金を確保したうえで改装しましょう。

居抜き物件であれば、内装や外装が残った状態で物件を引き継げるため、費用を抑えられます。お店の雰囲気に大きなこだわりがなければ、居抜き物件を活用して初期工事費用を安くするのもよいでしょう。

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厨房設備費用

定食屋では厨房の設備も重要です。メニューや収容人数などに応じて、必要な厨房設備も異なります。例えば数名程度のこじんまりした定食屋を運営するなら、大規模な厨房は必要ありません。一方で、ビジネス街などに構えて大勢を集客するのであれば、大量に調理できるスペースが必要です。

厨房については内装と同じように、居抜き物件を活用すれば設備の大部分を引き継げる可能性があります。中古設備も活用できるため、自分の予算に合わせて使い分けましょう。

食器や調理器具、椅子、テーブルなどの備品類

食器や調理器具などの備品類も、中古品を活用すると費用を安く抑えられます。インターネットでも中古品は検索できますし、大きなこだわりがなければ100均でも購入可能です。

備品類については、ターゲットによっても少し異なるかもしれません。例えば、会社員向けにガッツリメニューを提供したいのであれば、色味よりも大きさにこだわったほうが料理のボリュームを出しやすいでしょう。

毎月の運転資金も忘れず確保しておこう

上記はあくまでも「開業時」に発生する資金です。開業後は毎月の運転資金が必要になるため、余裕を持って準備しておきましょう。毎月の運転資金としては、以下のような内容が考えられます。

  • 材料費
  • 水道光熱費
  • 家賃
  • 消耗品類(キッチンペーパー、割り箸、ティッシュなど)
  • 宣伝広告費
  • (従業員を雇う場合)人件費

定食屋の開業後、しばらくは赤字期間が続くことも考えられます。赤字期間も運営できる資金を準備しなければ、短期間で閉業してしまうかもしれません。

とくに材料費は、お店のメニュー内容によっても変動します。コンセプトによっては材料費がかかるメニューを提供することもあるため、事前に細かく算出しておくことが大切です。材料費や家賃を考慮しつつ、最低でも半年分の運転資金を準備しておくとよいでしょう。

定食屋の具体的な開業ステップ

定食屋を開業する際の具体的なステップは以下の通りです。

  1. コンセプトを決める
  2. 事業計画を作成する
  3. 物件を選ぶ
  4. 資金を調達する
  5. 必要な資格や届出を申請する
  6. メニューを決める
  7. 内装や外装工事を行う
  8. 備品を揃える
  9. 規模に応じて人を採用する
  10. 集客施策を運用して改善する

必ず以下の手順を踏む必要はありませんが、目安程度に把握しておくと自分が取り組むべき内容で迷いません。

1.コンセプトを決める

定食屋に限らず、お店の開業前にコンセプトを定めましょう。コンセプトは、定食屋の軸となる部分です。定食屋の軸を定めることでメニューや内装、立地などの条件は変動します。

例えば「仕事帰りにフラッと寄れる定食屋」というコンセプトで運営する場合、お酒と合うメニューを含めたほうがよいですし、立地もビジネス街に近いことが理想でしょう。「家族で立ち寄りやすい」というコンセプトであれば、住宅街に出店したほうが集客しやすいかもしれません。

メニューや内装などが決まれば具体的な資金額も判断できます。軸がブレると提供したい内容が一貫しないため、最初に必ずコンセプトを定めましょう。

2.事業計画を作成する

定食屋開業までの全体像を把握するために、事業計画書を作成しましょう。事業計画書を作成し時系列で取り組む内容を洗い出すことで、方向性が明確になります。具体的に記載する内容としては、収支予測・従業員の雇用計画・競合の状態・お店のコンセプト・戦略などが挙げられます。

事業計画書は、なるべく数値的にわかりやすく記載しましょう。具体的な数値に落とし込むことで目標の達成度合いを判断できますし、資金調達の際に根拠を説明できるため、説得力を持たせられます。

3.物件を選ぶ

物件を選ぶ際は予算の考慮も大切ですが、「コンセプトに合わせて集客できるか」という点まで考えましょう。例えば「会社員」がメインターゲットであればビジネス街への出店がよいでしょうし、「家族連れ向け」ということであれば住宅街に店舗を構えたほうが集客しやすいかもしれません。

ターゲットによっては、家賃の高い駅近ではなく、あえて少し歩いた場所に出店するという戦略も有効的です。出店エリアの競合状況もチェックしながら、お店のコンセプトに沿ったターゲットを集客できる物件を選びましょう。

4.資金を調達する

開業や運転に必要な資金を調達しましょう。資金調達の方法としては主に以下が挙げられます。

  • 自己資本を使う
  • 金融機関からの融資を受ける
  • 周囲の人物から借金する

定食屋の開業にては数百〜千万単位の資金が必要なため、自己資本のみや周囲からの借金だけで賄うのは難しいでしょう。現実的に考えると、融資を受けることが効果的です。

融資は、銀行や信用金庫、日本政策金融公庫などが行なっています。融資を受ける際は、審査をクリアしなければなりません。審査では、事業計画書の内容をもとに「事業の将来性」をチェックされます。収支予測や従業員計画など、今後の見通しを具体的に記載しているほど「将来性がある」と判断されて、融資を受けられる可能性は上がります。

5.必要な資格や届出を申請する

定食屋を開業する際は、主に以下の資格が必要です。詳しい内容は後述します。

  • 食品衛生責任者
  • 防火管理責任者

上記以外にも、例えば酒類を提供するのであれば「深夜酒類提供飲食店営業届」が必要です。定食屋の営業時間やメニューの種類に応じて必要な資格は異なるため、必ず事前にチェックしておきましょう。

開業してからは、原則1ヶ月以内に「開業届」を提出しましょう。提出遅れや未提出の場合でもとくに罰則はありません。しかし開業届を提出しておくと、最大65万円の青色申告者向け税額控除(2023年1月時点)が受けられたり、屋号付きの銀行口座を開設できたりします。

6.メニューを決める

実際に定食屋で提供するメニューを決めましょう。メニューを決める際は、材料費を考慮することも大切ですが、お店のコンセプトを体現できる内容であるかも重視すべきです。

例えば、大学生向けに提供する安くてボリューミーなメニューと、住宅街で家族連れに提供するメニューは同じではありません。量や材料の質にも違いは生まれます。メニューの料金はもちろん、カロリーや使う材料、トッピング、味の濃さなどは、お店が狙うターゲットに応じて変えましょう。

ターゲットに応じてコンセプトを押し出したメニューを提供できれば、競合店との差別化にもつながるため、集客しやすくなります。

7.内装や外装工事を行う

お店のコンセプトに合わせて内装や外装を工事します。先ほども解説したように、0から自分好みに改装するか、居抜き物件を活用するかで必要な工事費用は変動します。費用を抑える場合は、居抜き物件だけでなく中古品も活用しましょう。

8.備品を揃える

内装や外装と合わせて定食屋の備品も揃えましょう。定食屋で必要な備品としては、食器類・テーブル・イス・調理器具・厨房設備などが挙げられます。

備品類でもコンセプトを体現したい場合は、自分で新品を揃えることが大切です。ただ、備品に大きなこだわりがなければ、中古品や100均商品も活用するとコストを抑えられます。

9.規模に応じて人を採用する

定食屋の規模に応じて従業員を採用しましょう。こじんまりとしたお店で席数も少なければ、自分ひとりでも回せるかもしれません。

しかし定食屋は、従業員が料理を作り提供することで利益が生まれるため、ひとりでお店を回すと売り上げに早く限界を迎えます。自分の負担を減らしつつ売り上げを伸ばすのであれば、従業員を雇用して規模を拡大することもひとつの手です。

従業員を採用する場合は、開業1ヶ月前を目安に募集しましょう。1ヶ月まであれば、採用時期としては早すぎもせず遅すぎもしません。採用辞退や開業日に間に合わないというケースも減らせるでしょう。

10.集客施策を運用して改善する

開業後は集客施策を運用して、定期的に改善しましょう。開業当初は来店者数も増えやすいですが、一定期間が過ぎると客足は落ち着きます。「新規顧客」「リピーター」の両方を集客する仕組みを整えることが大切です。

新規顧客を集める方法としては以下が考えられます。

  • SNS(Twitter・Facebook・Instagram)の運用
  • お店のHP制作
  • チラシのポスティング
  • 地域雑誌への広告出稿

リピーターを集めるには、ポイントカードや割引券など、次も訪れたくなるような仕掛けを作っておきましょう。

定食屋の開業に必要な資格は2つ!

定食屋を開業する際は、主に以下2つの資格が必要です。

  • 食品衛生責任者
  • 防火管理責任者

他にも、酒類の販売時には「深夜酒類提供飲食店営業届」が必要になるなど、お店のメニューによっても異なります。事前に確認しておきましょう。

食品衛生責任者</h3>

定食屋のように飲食物を取り扱うお店では、まず「飲食店営業許可」を取得しなければなりません。飲食店営業許可を取得する際に必要な資格が「食品衛生責任者」です。

主な取得要件としては以下2点が挙げられます。

  1. 「栄養士・調理師・製菓衛生師・食鳥処理衛生管理者・と畜場法に規定する衛生管理責任者・作業衛生責任者・船舶料理士・食品衛生管理者」の中から、いずれかの資格を保有している
  2. 都道府県知事等が実施する「食品衛生責任者になるための講習会」あるいは「都道府県知事等が適正と判断した講習会」を修了している

上記を満たしていない場合は、別途で各都道府県が実施している養成講習会を受講しましょう。1万円程度で受講できます。

具体的な要件等については「一般社団法人東京都食品衛生協会」の公式サイトをご覧ください。

防火管理責任者</h3>

「防火管理者」の資格は、店舗の収容人数が30人以上となる場合に必要です。30人とは、店舗の従業員も含めた人数であるためご注意ください。防火管理者の資格は、店舗の広さに応じて2種類に分かれています。

  1. 店舗の延べ床面積(各階の床面積の合計)が300㎡以上の場合:甲種防火管理者
  2. 店舗の延べ床面積が300㎡未満の場合:乙種防火管理者

防火管理者の資格は、店舗内で責任ある立場に就いている人でなければ取得できません、アルバイトや非正規社員などではなく、オーナーや店長クラスの人が取得する必要があります。

防火管理者の資格取得には、「都道府県知事・市町村の消防長・日本防火防災協会」のいずれかが開催する防火管理講習を受講しなければなりません。受講時間や講習内容は、取得したい資格の種類に応じて異なるため要注意です。

具体的な要件等については「一般財団法人日本防火・防災協会」の公式サイトをご覧ください。

調理師免許は必須ではない

定食屋の開業にあたって、調理師免許は保有していなくても問題ありません。ただ、調理師免許を保有しておけば食品衛生責任者の資格を取得しやすいため、余裕があれば持っておくのもよいでしょう。調理師免許があることで、来店客に対して調理の腕をアピールする材料にもなります。

定食屋は廃業率が高い業種である

定食屋を含めて飲食店は廃業率が高い業種です。およそ5年以内で50〜70%が廃業すると言われており、2021年に発表された調査によると、倒産した飲食店数は2020年に「前年比+5.3%」という結果になりました。新型コロナの影響で外食が減少した影響もあり、飲食店の経営は難しいといえます。

定食屋を含めた飲食店経営が難しい理由としては、「初期投資額の大きさ」が挙げられます。飲食店では、開業時に物件取得費用や設備導入費、材料費、備品代などが必要です。数百〜千万円単位の資金が必要になるため、準備するのは苦労するでしょう。

開業資金を準備できても、オープン後に経営が軌道に乗る保証はありません。赤字期間が続けば開業資金の返済も滞りますし、黒字に転じるまでの生活資金も確保しにくくなります。

しかも一度開業してしまうと、「コンセプトを変える」「立地を変えたい」という場合にも、大きな労力が発生します。多額の資金を投下して準備した定食屋をやり直すというのは、並大抵のことではありません。

上記のように定食屋は、資金面からのやり直しが効きにくいため、経営が軌道から外れて廃業するケースが多くなるのです。

参照:「新型コロナウイルス感染症禍の外食産業の動向~需要側・供給側からの振り返り~」17ページ

よくある失敗!定食屋を開業する際の注意点

上記で解説したように、定食屋は廃業率が高い業種です。とくに飲食店を経営するうえでは、以下の要因をもとに失敗するケースもあります。

  • コンセプトが定まっていない
  • 価格設定が適切ではない
  • 資金計画が甘い
  • 立地選びを間違えている
  • 集客施策が疎かになっている
  • 営業時間が定まっていない
  • 料理へのこだわりが強すぎる

上記のポイントを意識して経営での失敗を避けましょう。

コンセプトが定まっていない

コンセプトは、定食屋の「売り」につながる重要な部分です。コンセプトが定まらないと、お店のターゲットもわからず、提供すべきメニューを適切に判断できません。立地決めや内装の雰囲気などにも影響するため、コンセプトを決めをあやふやなまま経営することは避けましょう。

お店の売りがなければ、客側としても他の定食屋との違いがわからず、来店する動機が弱まってしまいます。コンセプトを決め、ターゲットに沿った立地への出店やメニュー開発などを行い、差別化することが大切です。

価格設定が適切ではない

自分のお店がターゲットとしている客層によって、適切な価格設定は異なります。例えば、大学生向けの定食屋にもかかわらず競合より高い価格設定にしてしまうと、収入の少ない学生は他店へ流れてしまうでしょう。

お店のターゲットを適切に判断できれば、価格設定のミスは発生しにくくなります。「安ければよい」というわけではありませんが、ターゲットに合わせた適切な価格設定を心がけましょう。

資金計画が甘い

定食屋の廃業理由としては「初期投資額の大きさ」が挙げられます。飲食店では物件や設備導入などに多額の費用が発生するため、いかに開業資金や運転資金まで用意できるかが重要です。

運転資金まで含めると金額は大きくなるため、長期間の計画の見通しが甘いと倒産の原因になります。「開業資金は貯まったから頑張って初月から黒字にすればよい」などのドンブリ勘定では、長期的な経営はできません。

キャッシュフローのバランスが取れなければ、仮に初月から繁盛しても「原価が高すぎて赤字」ということもあり得ます。開業資金の返済や長期的な運転資金、売り上げ見込みなどを詳細にシミュレーションして、資金繰りによる失敗を避けましょう。

立地選びを間違えている

定食屋の運営において立地選びは重要です。例えば「駅から遠い」「わかりにくい路地裏に出店している」などの理由で立地を間違えると、味に自信があっても立ち寄ってもらいにくいでしょう。

もちろん、立地がよい場所は競合も強いため、必ずしも「人通りに多い地域に出店する」というわけではありません。仮に立地が悪くても、コンセプトが明確でお店の売りを作れれば、わざわざ訪問してくれる客が増えることもあります。

立地を選ぶ際は人通りの多さや家賃も重要ですが、実際に現地を訪問し「メインの客層」「お店の広さ」「コンセプトへのマッチ具合」などまで考慮しましょう。

集客施策が疎かになっている

開業した当初は、物珍しさで近隣住民や通りがかりの人が来店することもあります。しかし、時間が経過すれば客足は落ち着くものです。客足が落ち着く前に施策を打っておかなければ、来店客が減ってから慌てて集客することになりかねません。

開業当初の来客数に満足せず、以下のような集客施策に早い段階で取り組んでおきましょう。

  • SNS(Twitter・Facebook・Instagram)の運用
  • お店のHP制作
  • チラシのポスティング
  • 地域雑誌への広告出稿

もちろん料理の味がよいことは大前提です。集客施策だけに注力しても、肝心の料理が美味しくなければ、いずれ客足は減っていきます。

営業時間が定まっていない

定食屋の中には、気分次第で営業時間を変更するお店もあります。個人経営であれば縛りはないため、自由に気まぐれで営業できますが、する気持ちもわかりますが、来店者客側からすると営業日時がハッキリしていない定食屋は訪問のハードルが高いかもしれませんしにくいです。

開店していると思って訪問したのに「臨時休業していた」という事態が多くなると、せっかくのお客様を逃してしまうでしょう。客としては来店する気が失せるでしょう。来店客に無駄足を踏ませないためにも、お店の営業時間を明確にしておき、訪問しやすい環境を整えておくことが重要です。

料理へのこだわりが強すぎる

お店の売りを作るためにも、メニューの独自性を出すことは確かに大切です。競合よりも目を引く工夫が施されている料理のほうが、客側としても来店する動機になります。

とはいえこだわりが強すぎると、ニーズに沿うよりも「自分が出したい料理」を作ってしまう原因にもなるため要注意です。

例えば、顧客は本来ボリュームを求めて来店しているのに、「材料の質」というニーズから外れた自分のこだわりを追求することもあります。あまりニーズから外れすぎると、客側としても「自分が求めている料理は出ない」と判断し、訪問しにくくなるでしょう。

差別化要素としてのこだわりは大切ですが、あまり自分本位な方針にならないよう注意しましょう。

定食屋を開業する際の費用を抑えるコツ

定食屋に限らず、飲食店では開業時に発生する初期費用額が大きいです。初期費用の大きさは資金繰りを難しくする要因にもなるため、以下のコツを抑えて負担を軽減しましょう。

  • 居抜き物件を活用する
  • 備品は中古品を使う
  • 補助金や助成金を活用する

居抜き物件を活用する

居抜き物件とは、以前の所有者が使っていた内装や設備などを引き継げる物件を指します。内装や厨房設備の導入には多額の費用が必要なため、節約できれば負担は大きく軽減できるでしょう。

ただし、居抜き物件を使うと、以前の雰囲気まで引き継ぐ点に気をつけましょう。費用を抑えたいからといって、自分のお店の雰囲気と離れた物件を使ってしまうと、定食屋のコンセプトが一貫しません。コンセプトを一貫させないと、来店客に対する売りもあやふやになるため、差別化が難しくなります。

備品は中古品を使う

定食屋で使う食器類や調理器具、店内の装飾品、厨房設備などは中古品も販売しています。インターネットサイトやリサイクルショップなどでも揃えられるため、チェックしてみるとよいでしょう。

ただし居抜き物件と同じように、中古品を使うとお店の雰囲気と乖離するリスクはあります。とくにこだわりがなければ中古品でもよいですが、「細かい備品までコンセプトと一貫させたい」という場合は0から自分で購入しましょう。

補助金や助成金を活用する

補助金や助成金の中には、開業者向けに用意された制度もあります。例えば以下のような制度です。

制度名概要詳細
創業補助金東京都中小企業振興公社が展開している制度。都内で創業予定、あるいは創業後5年未満の中小企業に対して補助金を支給する創業助成金(東京都中小企業振興公社)
小規模事業者持続化補助金小規模事業者が、経営計画を見直して販路開拓や生産性向上に向けた施策を実施する際に支援してくれる制度小規模事業者持続化補助金
IT導入補助金中小企業や小規模事業者等が業務効率化や売上アップを目的としてITツールを導入する際、経費の一部を補助してくれる制度。会計ソフトや受発注ソフトなども補助対象となるIT導入補助金

補助金や助成金制度を活用すれば、開業資金の負担を軽減できるため失敗確率を下げられます。補助金ごとに細かい要件が設定されているため、自分のお店が該当するかをチェックしておきましょう。

定食屋を開業する際は失敗要因を潰しておくことが大切!

定食屋を開業する際は、資金面の問題をクリアしておくことが重要です。融資や補助金制度などを活用することで、資金の負担を減らして失敗確率をグッと減らせます。
開業してからも油断せず、コンセプトに沿った集客を行いながら堅実に経営していきましょう。Tempodas(テンポダス)では、居抜き物件を多数用意しております。開業費用削減のためにぜひお役立てください。